社会生活の中では「借脳」が当たり前である。共同体の中で他の人の考えや知識や知恵をお借りして自分の脳の力を強めてゆく。教室の中でも、教師の脳みそはもちろん、学習共同体の仲間の一人ひとりの脳を借りて、知恵や知識や考え方を真似し理解し自分のものにしてゆく。ここに見られる成果は本人の能力のアップである。状況の改善や共同体の成熟度を上げてゆくという課題でもない。仲間から得た知恵は、党外の共同体の成熟度をアップすることには何ら役に立たない場合もある。学習共同体の場合はほとんどそうである。獲得する能力は卒業後社会に入ってこそ発揮される能力であるかも知れない。それこそが学習のせいかであったりする。